永寿屋 「漢方健康講座」

心や身体についてのお悩みを
東洋医学の視点から動画でくわしく解説しています。

【漢方健康講座】尿酸は悪者じゃない?体を守る大切な役割と痛風の真相 #未病 #100歳お達者講座 Vol.149

上の画像をクリック/タップで再生します
「【漢方健康講座】尿酸は悪者じゃない?体を守る大切な役割と痛風の真相 #未病 #100歳お達者講座 Vol.149」

「健康診断で尿酸値が高くて不安…」

「足の指が痛むけれど、とにかく尿酸を下げるしかない?」

「尿酸=痛風の原因=悪者」というイメージをお持ちではありませんか?実は最新の医学において、尿酸には身体を錆びから守る重要な役割があることがわかっています。

今回は、尿酸の正しい知識と体が本来持つ役割、そして賢い付き合い方について分かりやすく解説します。

目次

1. 尿酸はどうやって作られる?(プリン体との関係)

「プリン体を控えなきゃ」とよく耳にしますが、そもそも尿酸はプリン体が分解されてできる最終産物です。

プリン体とは、私たちの生命の設計図であるDNAやRNA、また体を動かすためのエネルギー代謝の過程で必ず発生する物質です。

  • 体内で作られるプリン体:全体の約7割〜8割(細胞の新陳代謝やエネルギー利用によるもの)
  • 食事から摂取されるプリン体:全体の約2割〜3割

最新の医学でも、食事だけに神経質になりすぎる必要はないという見解が増えてきています。つまり、私たちが生きている限り、尿酸は体内で必然的に作られ続けているのです。

2. なぜ人類はあえて尿酸を残したのか?(尿酸の3大メリット)

多くの動物は尿酸をさらに分解して体外へ排出する仕組みを持っています。しかし、人類は約1500万〜2000万年前の進化の過程で、あえて尿酸を分解する酵素を失う道(尿酸を体内に残す道)を選びました。

なぜなら、尿酸を体内に残すことには大きなメリットがあったからです。

① 体内最大級の「抗酸化物質」としての役割

血液中の抗酸化作用の約60%を担っているのが尿酸です。

活性酸素やフリーラジカルといった、細胞や血管・DNAを錆びさせ(老化・病気の原因を作り)てしまう有害物質を消去してくれます。その抗酸化力はビタミンCと同等レベルと言われており、ビタミンCの働きを持続させるサポートもしています。

💡 ポイント

尿酸値が急に上がってきたときは、「体の中で酸化の危機(活性酸素の悪さ)が高まっている」という身体からのシグナルの可能性もあります。

② 脳・神経を守る「神経保護作用」

尿酸値が高めの人の方がパーキンソン病などのリスクが低いという傾向報告もあり、脳や神経の健康維持に関わっていると考えられています。

③ 免疫の危険信号・感染防御

細胞のダメージを知らせるサインや、がん細胞の監視・感染防御などの免疫機能にも深く関わっています。

3. なぜ増えすぎると暴れ出すのか?(痛風と臓器へのリスク)

素晴らしい守り手である尿酸ですが、水に溶けにくいという性質があります。

血液中の濃度が限界値(基準目安:7.0mg/dL)を超えて溜まりすぎると、ガラスの針のような結晶に変わってしまいます。

  • 痛風発作(激痛)関節に溜まった針状の結晶を、免疫細胞が「敵(異物)」とみなして攻撃することで凄まじい炎症と激痛が起こります。足の親指の関節をはじめ、足首や足の甲など様々な部位に現れます。
  • 腎臓への負担(痛風腎・尿路結石)高尿酸血症の状態が長く続くと、腎臓の機能を傷つけたり結石の原因になります。
  • 生活習慣病との連鎖高血圧、糖尿病予備軍、脂肪肝、中性脂肪の増加などは、尿酸値の上昇と同時に起こりやすい傾向があります。

尿酸は「適量なら最高の守り手、溜まりすぎると壊し屋」という二面性(パラドックス)を持っているのです。

4. 日本人に多い「排泄低下型」とは?

体内で1日に作られる尿酸は約700mgで、同量の700mg(腎臓経由でおしっこから約2/3、腸から約1/3)が排泄されることでバランスが保たれています。

尿酸が溜まってしまうタイプは大きく分けて以下の通りです。

タイプ特徴日本人の割合
排泄低下型出す力(手放す力)が弱くて溜まる約6割(多数派)
混合型作りすぎ&出せないの両方約3割
生産過剰型体内で作りすぎている約1割(少数派)

つまり、日本人のおよそ9割の方は「作りすぎ」よりも「うまく捨てられていない(排泄の低下)」ことが主な原因となっています。そのため、日頃の対策としては「出す力(排泄力)」をいかに保つかが重要になります。

5. まとめ&ご相談のご案内

  • 尿酸は身体を錆びから守る大切な抗酸化物質
  • 問題は物質そのものではなく、溶けきれずに溜め込みすぎること
  • 日本人は「出す力」をサポートすることが大切

🍃 漢方の永寿屋本店での健康相談

「健康診断の数値が気になる」「自分の体質や普段の生活習慣をどう見直せばいいか知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

  • 健康相談(お薬・サプリをご購入されない場合)時間:約60分〜90分 / 相談料:6,600円 ※お体や体質に合わせた漢方薬・サプリメントのご提案も承っております。
  • 店舗情報長野県長野市(善光寺の門前、長野駅へ向かう中央通り沿いにございます)
  • お電話でのお問い合わせTEL: 026-232-2208営業時間:10:00〜18:30(日曜・祝日定休)
  • 遠方の方・LINE相談ご来店が難しい方は、公式LINEからのご相談・ビデオ通話による遠隔相談も行っております。

気になった方は、永寿屋本店の公式LINEからお気軽にご質問ください。
「これはどうなの?」というシンプルな質問でも大歓迎です。

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次